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3年ちょっと使ってきた富士通 FMV-BIBLO LOOX S5/53W の後継機として
SHARP Mebius MURAMASA PC-MM70G
を発売日(2004/10/22)に購入し、Debian GNU/Linux をインストールしてみました。
今回購入したのは MM70G ですが、ほぼ同型機の PC-MM50G も同じようにインストールできるはずです。 突っ込み・指摘助言などがありましたら 掲示板までお願いします。 |
ページング/ハイバネーション用ファイルの削除方法については IBM ThinkPad X24についての備忘録 を参考にさせていただきました。壁紙BMPファイルの削除もここを見て気付きました。これで C: ドライブが 14.63GB 中 11.12GB 空きの状態になりました。 つまり Windows XP で 3.5GB 使用ということに。 余裕を見て Windows には 4.5GB 割り当てることにしました。 USB FDD から GNU Parted を起動して C: をリサイズ。
GNU Parted は USB FDD 対応の GNU Parted を利用させていただきました。
リサイズ後 Windows XP が起動することを確認。
ネットワークケーブルを挿して、 Debian の新しいインストーラ(CD-ROM版) で起動。 今回使用したインストーラは current = 20041021 版で、 ベースシステムもネットワーク経由で持ってくる sarge-i386-businesscard.iso の方を使いました。
Debian のインストーラで残りのパーティショニングを行います。 自動お任せもできますが、D: ドライブの削除もあったので、私は手動で行いました。 インストール後の fdisk -l /dev/hda はこんな感じ。
# fdisk -l /dev/hda Disk /dev/hda: 20.0 GB, 20003880960 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 2432 cylinders Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes Device Boot Start End Blocks Id System /dev/hda1 * 1 574 4610623+ c W95 FAT32 (LBA) /dev/hda2 575 2426 14876190 5 Extended /dev/hda3 2427 2432 48195 de Dell Utility /dev/hda5 575 671 779121 82 Linux swap /dev/hda6 672 914 1951866 83 Linux /dev/hda7 915 2426 12145108+ 83 Linux/dev/hda3 は購入時に切ってあった謎のパーティションで、 容量も少ないのでとりあえず残しました。 D: は削除して Linux 用に。 ちなみに D: を削除すると、クレードルを使用しての他マシンからの Windows XP のリカバリができなくなるらしいです。 まぁどうでもいいんですが。:-)
パーティショニングを終了したら後はパッケージがインストールされ、 パッケージによっては色々質問されます。 GRUB インストール時に Windows XP を検出してデュアルブートについて 質問されますが、はいはいと答えていって GRUB を MBR にインストールすれば、 GRUB からデュアルブート可能になります。
インストール直後の kernel 2.4.27 でも、 その後パッケージで入れた kernel 2.6.8 でも特に問題なく起動しました。
CPU: L1 I Cache: 128K (64 bytes/line), D cache 64K (32 bytes/line) CPU: L2 Cache: 1024K (128 bytes/line) CPU: Processor revision 24C01101, 1000 MHz CPU: Code Morphing Software revision 6.0.4-1-62 CPU: 20040723 20:41 official release 6.0.4#6 CPU: Transmeta Efficeon(tm) Processor TM8000 stepping 04
0000:01:00.0 VGA compatible controller: ATI Technologies Inc Radeon Mobility M6 LY
Section "Device"
Identifier "ATI Technologies Inc Radeon Mobility M6 LY"
# Driver "vesa"
Driver "radeon"
EndSection
[OSS] 0000:00:04.0 Multimedia audio controller: ALi Corporation M5455 PCI AC-Link Controller Audio Device (rev 03) ac97_codec: AC97 Audio codec, id: ALG64 (Unknown) [ALSA] % cat /proc/asound/pcm 00-00: Intel ICH : ALi M5455 : playback 1 : capture 1 00-01: Intel ICH - MIC ADC : ALi M5455 - MIC ADC : capture 1 00-02: Intel ICH - IEC958 : ALi M5455 - IEC958 : playback 1 : capture 1 % cat /proc/asound/M5455/pcm0p/info card: 0 device: 0 subdevice: 0 stream: PLAYBACK id: Intel ICH name: ALi M5455 subname: subdevice #0 class: 0 subclass: 0 subdevices_count: 1 subdevices_avail: 0 % cat /proc/asound/M5455/codec97#0/ac97#0-0 0-0/0: Realtek ALC202 rev 0 Capabilities : -headphone out- DAC resolution : 20-bit ADC resolution : 18-bit 3D enhancement : Realtek 3D Stereo Enhancement Current setup Mic gain : +0dB [+0dB] POP path : pre 3D Sim. stereo : off 3D enhancement : off Loudness : off Mono output : MIX Mic select : Mic1 ADC/DAC loopback : off Extended ID : codec=0 rev=1 AMAP DSA=0 SPDIF DRA VRA Extended status : SPDIF=3/4 VRA PCM front DAC : 44100Hz PCM ADC : 48000Hz SPDIF Control : Consumer PCM Copyright Category=0x22 Generation=1 Rate=48kHz
kernel 2.6.9 以降では、ALSA ドライバに加わった変更により
逆にちゃんと音が鳴らなくなってしまっているようです。
(2.6.8 -> 2.6.9 の ChangeLog で ALSA/snd-intel8x0 の大量変更がある、
自分で 2.6.8.1 を再構築してもちゃんと snd-intel8x0 で音が鳴る、
2.6.10-rc1 では鳴らないことから推測)
[追記 2006/01/12]
新しいカーネル(少なくとも kernel 2.6.15)ではまた ALSA でちゃんと音が鳴るようになったようです。
注意事項として、サスペンド時にドライバをアンロード/ロードしないと、 サスペンドから復帰した後に音を鳴らすとシステムが固まることがあるようです。
0000:00:0a.0 Ethernet controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL-8139/8139C/8139C+ (rev 10)
0000:00:06.0 Network controller: Intersil Corporation Intersil ISL3890 [Prism GT/Prism Duette] (rev 01) eth1 IEEE 802.11b/g Mode:Managed Frequency:X.X GHz
prism54 ドライバ自体は、独自高速化技術 "Prism Nitro" に対応しているので、 Prism Nitro 対応の コレガ CG-WLAP54GTV2 を購入してきました。(最近の SuperG 対応製品より安かった :-) 色々やってみた結果、Prism54.org に書いてある
iwpriv eth1 s_profile 3 iwpriv eth1 s_frameburst 4500という設定をしなくても勝手に Prism Nitro が有効になるようです。 linux-2.6.9.tar.bz2 (36261440 バイト) を ftp で get して速度を計ってみました。
| 基地局のジェットモード設定 | 4回の平均時間 | 速度 |
|---|---|---|
| off | 18.56秒 | 1.95MB/s = 15.6Mbps |
| 推奨 | 14.01秒 | 2.59MB/s = 20.7Mbps |
| 最大 | 14.12秒 | 2.57MB/s = 20.5Mbps |
0000:00:09.0 CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c475 (rev 81)
0000:00:0f.0 USB Controller: ALi Corporation USB 1.1 Controller (rev 03) 0000:00:0f.1 USB Controller: ALi Corporation USB 1.1 Controller (rev 03) 0000:00:0f.3 USB Controller: ALi Corporation USB 2.0 Controller (rev 01)
Synaptics Touchpad, model: 1 Firmware: 5.9 180 degree mounted touchpad Sensor: 34 new absolute packet format Touchpad has extended capability bits -> multifinger detection -> palm detection input: SynPS/2 Synaptics TouchPad on isa0060/serio4
XFree86 では Synaptics TouchPad 用のドライバを追加すると スクロール等を始めとする色々な機能が増え、細かい設定も可能です。 Debianでは xfree86-driver-synaptics というパッケージで用意されています。 ただし /usr/share/doc/xfree86-driver-synaptics/README.gz ファイルには
Installation ------------ See the INSTALL file for detailed installation instructions.と書いてありますが、この INSTALL ファイルがパッケージに入ってないので、 /usr/share/doc/xfree86-driver-synaptics/copyright に書いてあるページ からソースを持ってきて INSTALL ファイルを入手してください。 それに XF86Config-4 にとりあえず記述する内容などが書かれています。 あとは README にオプションの詳細や FAQ が書いてありますので、 それを参照して好みのカスタマイズをしてください。
# longrun -p LongRun: 有効 LongRun 発熱低減拡張 (LTX): 非活性 現在のパフォーマンス ウインド: 100 から 100 現在のパフォーマンスレベル: 0 LongRun フラグ: パフォーマンス
xev で調べると、
!for Fn+? SHARP Mebius MURAMASA PC-MM70G ! Fn+F3 keycode 174 = hebrew_aleph ! Fn+F4 keycode 176 = hebrew_bet ! Fn+F12 keycode 223 = hebrew_gimelこんな感じのファイルを作って xmodmap に食わせるよう .xsession にでも書いてください。
私は qvwm を使っていますが、qvwm では PAGE コマンドを使うことで ショートカットキーとコマンドを対応付けることができます。 他のウィンドウマネージャでも多分同じような機能はあると思いますので 調べて適当に定義してください。 私は .qvwmrc に次のように書きました。
Fn+F12 は本来は電源系の制御ですが、LOOX で使えていた音のミュート制御が 便利だったので今回はそれにしてしまってます。 後述のACPIの所に書いてるサスペンド用スクリプトを sudo 経由とかで呼び出せば サスペンドの機能にできます。
[ShortCutKeys] hebrew_aleph None "PAGE[0, 0, amixer3] /usr/local/sbin/amixer3 down" hebrew_bet None "PAGE[0, 0, amixer3] /usr/local/sbin/amixer3 up" hebrew_gimel None "PAGE[0, 0, amixer3] /usr/local/sbin/amixer3 mute"
ウィンドウマネージャから呼ばれるコマンド、上記の例でいうと /usr/local/sbin/amixer3を作成します。 必要な機能は「音量アップ」「音量ダウン」「ミュート」です。 音量制御のため、内部から amixer (ALSA用) または aumix (OSS用) を呼び出しています。 これらも別途インストールしておいてください。
ALSA (amixer) はミュート機能があるのですが、OSS の方はいくつかミキサーソフトを 見てみましたけど「ミュート = 音量を単に 0 にしてしまうだけ」のようだったので、 「現在のボリュームを一旦ファイル ~/.aumix.mute に保存し、ミュート解除の 時にそれを読み出す」という方法で実装しました。
ACPI: Battery Slot [BAT0] (battery present) ACPI: AC Adapter [AC] (on-line) ACPI: Processor [CPU0] (supports C1 C2 C3) ACPI: Power Button (FF) [PWRF] ACPI: Lid Switch [LID0] ACPI: Thermal Zone [THRM] (55 C)多分ここに Fn+F12 に該当するものが出てこないと、ACPI で Fn+F12 を使った アクションを設定できないのではないかと思われます。
もっとも X 上ではキーイベントは検出できてますので(keycode 96 → Fn 併用で 223 に)、 特定のキーイベントでスクリプトを実行する機能があるウィンドウマネージャや デーモン等を利用すれば同等のことは実現できます。 (実際にFnキー補完計画と題してやってみました)
ただしハイバネーション後、Xサーバが正常に起動しない(ハングする)ことを 確認しています。 一旦 Xサーバ終了→ハイバネーション→復帰後 Xサーバ起動、とかも無理です。
[追記 2007/05/21]
動作させることは可能です。詳しくは
備忘録
を参照してください。
ただし一部のデバイス(prism54 等)がサスペンドに対応してないようで、 ドライバが有効な状態だと「デバイスをサスペンドできない」みたいな メッセージが出てサスペンドしません。 よってサスペンドを行うスクリプト内でデバイスドライバを外す等の細工を する必要があります
今現在私が使用してるサスペンド用スクリプトはこんな感じで、 電源ボタンを押すとサスペンドを行うようにしています。 (標準では電源ボタンを押すと shutdown が実行され、電源が落ちます)
なおサスペンドからの復帰は、パッケージの kernel 2.6.8 では電源ボタンでのみ 復帰できますが、私が作った 2.6.10-rc1 だとキーボードを触っても復帰します。 何が違うのかはよく分かってません。
[追記 2006/01/12]
新しいカーネル(少なくとも kernel 2.6.15)ではサスペンドの仕様が変更になっており、今まで
echo -n 3 > /proc/acpi/sleepだった部分を
echo -n mem > /sys/power/stateにする必要があります。 詳しくは Documentation/power/states.txt を参照してください。
拙作の qvapm を ACPI 対応にした qvacpi を作成しました。
とりあえず動いてます。
ソース /
スクリーンショット→
(APM版の qvapm のソース)